日本消化器内視鏡学会四国支部長 就任の挨拶

この度、日本消化器内視鏡学会四国支部長を拝命いたしました香川県立中央病院 消化器内科の稲葉知己です。
一般臨床を中心に内視鏡を続けてきた者にとりましては、この上なく光栄であるとともに、大変身の引き締まる思いです。

今後、さらに四国の内視鏡診療の充実を図るためには、内視鏡医を目指す若手医師の育成が不可欠であり、内視鏡の魅力を伝える様々な取り組みを企画・実行したいと考えております。また安心・安全な内視鏡医療を提供するためには、高度化している内視鏡診療を支えてくださっている内視鏡技師の皆様との密接な協力も重要と考えます。

若手医師にとって症例報告は極めて重要であり、地方会では活発な質疑応答が行われており、この素晴らしい伝統は大切にしたいと考えます。また、多施設検討も積極的に行われるようになってきており、全国、世界に発信する成果を期待したいと思います。支部としては、可能な限りのサポートを行いたいと考えますので、ご意見等いただければ幸いです。

新たな専門医制度における消化器内視鏡専門医の位置づけなど、学会をとりまく環境は大きく変化しております。これらに柔軟に対応するとともに、会員の皆様に迅速かつ的確に情報を発信することで、内視鏡レベルの向上と内視鏡医としてのキャリアアップのお手伝いができますよう努めてまいりたいと存じます。

四国支部のさらなる活性化のため、会員皆様の、一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

令和3年5月

日本消化器内視鏡学会 四国支部長
稲葉 知己